Q:薬局で買える薬と医師から処方される薬は一緒なの?
A:薬には医師が患者の状態に合わせて処方する「医療用医薬品」と一般の人が自由に薬局などで買うことが出来る「一般用医薬品」とがあります。一般用医薬品は誰でもすぐ手に入れることができるため特に安全性が重視され医療用医薬品よりも作用が穏やかです。最近は「スイッチOTC」と呼ばれる医療用成分のお薬を一般用医薬品に転用したお薬も発売されています。
Q:「ジェネリック医薬品」って?
A:さまざまな実験(治験)を経て承認された新しい薬(先発品)を開発した製薬会社は一定期間(特許期間中)薬を独占的に製造販売できます。しかし特許がきれた後は他の製薬会社も同じ成分で同じ効果をもつ薬を製造販売できます。このお薬が「ジェネリック医薬品」で俗に「後発品」とも言われます。この「ジェネリック医薬品」は研究開発費用が先発品ほどかからないので先発品よりも安く薬価が設定されます。
Q.処方せんに期限はありますか?
A.処方せんの交付日を含めて4日以内(日曜・祭日含む)と決められています。
何らかの特別な事情により4日間以内に処方せんを薬局に持参できない場合は、医師の診察を受ける際にその旨をお伝え下さい。 医師の了承があれば処方せんの有効期限を延ばすことも可能です。
Q.院外処方せんとはどういうものですか?
A.医師は診察後に必要に応じて、患者さんの病気に使われる薬の種類や量などを決めます。それを記入したものが処方せんです。院外処方せんは、薬を医院や病院などでもらうのではなく、保険薬局で調剤してもらうための処方せんのことを言います。
Q.処方せんは、代理の者が持って行っても調剤してもらえますか?
A.処方せんがあれば、ご本人でなくてもかまいません。患者さんはお宅でお休みになり、ご家族などが処方せんをお持ちになっても、調剤が受けられます。
Q.院や医院でかかった医療費は医療費の控除の対象になりますが、薬局で調剤してもらった分はどうなりますか?
A.病院や医院に支払った医療費と同じく、薬局で調剤してもらい支払った分も医療費控除の対象になります。薬局では、調剤の際患者負担金がある場合は領収書をお渡ししていますので、大切に保管しておいて下さい。
Q.処方せんを無くした場合などどうしたら良いのでしょうか?
A.基本的には再発行できませんので、無くしたり、破損しないようにしましょう。処方せんには、あなた自身のために必要なお薬が書かれており、服用方法や使用方法も書かれていますので、大事に取り扱いましょう