痛 風
★症状
ある日突然、足の親ゆびの付け根の関節が赤く腫れて痛みだします。痛みは締めつけられたように激烈で、大の大人が2、3日は全く歩けなくなるほどの痛みです。
関節が痛くなる場合もあります。血液中の尿酸が多くなると起こる病気です。
★対策
1) 肥満の人は肥満を解消することです。総カロリーを制限し、偏食を避け、ゆっくり噛んで、食べることが大切です。
2) アルコール飲料を控えることです。休肝日を設ける、ビールばかりにしないことを気を付けましょう。
3) 積極的に水分を摂取することです。季節を問わず尿が一日2リットル以上になるようにするのが理想。 毎日2リットル以上の水分をとりましょう。
4) 軽い運動を行うことです。
5) 精神的ストレスをうまく緩和することです。のんびりストレス対策が必要です。
高血圧
★症状
高血圧という言葉はよく聞きますが病態的には収縮期血圧(最大血圧)と拡張期血圧(最小血圧)のどちらかが正常値より高くなっている状態のことを言います。高血圧の症状には目立った症状がないのが特徴です。高血圧症の人は、肩こり、めまいなどを訴えてくることが多くさらに脳、心臓、腎臓などに合併症が起こるようになると、主な症状としてはめまい、頭痛、視力低下、息切れ、むくみなどが起こります。これは、高血圧症がかなり進んだ状態です。
★対策
高血圧は食塩の過剰摂取、飲酒、肥満、運動不足などが危険因子に挙げられていますが治療にはこのような危険因子を排除することが肝心です。高血圧の人は食塩の摂取量を1日7g以下にするように、また酒は1日一合半(270ml)以下にしましょう。太っている人は、体重を標準体重に近づけましょう。また運動不足の人は定期的に適度な運動をすることが必要です。
狭心症
★症状
主に動脈硬化のため冠状動脈の血管が狭くなるため心臓への血液の流れが一時的に滞るため心臓へ栄養や酸素の供給が不足することによって起こります。狭心症の発作は運動や入浴、ストレスなどで心臓に急激な負担をかけたときに起こり、最初は軽い痛みで始まります。心臓部分にしめつけられるような痛みが通常起こり強い圧迫感を覚えることもあります。しかしその痛みは激しい痛みではなく持続時間は、数10秒、長くて20分くらいです。発作が何度も起こる人は、心筋梗塞に移行する危険があるので注意しましょう。狭心症には階段を上ったり、急いで歩いたり重い荷物を持ったときなどに起こる労作性狭心症と夜間、特に早朝や就寝中に発作の起こる安静時狭心症があります。
★対策
狭心症予備軍は血液中のコレステロールや中性脂肪など血液中の脂肪値が高い高脂血症や喫煙、高血圧です。これらは毎日の食生活と生活習慣を見直すことにより予防できます。毎日規則正しい生活を心がけ、睡眠不足や過労による身体的なストレス、ゆとりのない精神的なストレスなどをためないようにしましょう。